黒い森［衝立］

東洋でも西洋でも神聖な動物とされている鹿。
知恵の実である林檎の樹間を跳び抜け、聖なる地を求める様を描きました。
装飾的な樹木は、ドイツの修道院で発見された中世の装飾写本「カルミナ・ブラーナ」からインスピレーションを受けています。
ところで、ドイツのシュヴァルツヴァルト（Schwarzwald＝黒い森）で知られるように、ヨーロッパには鬱蒼とした森が広がっています。
そのような静寂の空間を、無垢材を支持体としてモノクロームで描きました。
支持体の両端は製材せず、木肌をあらわにすることで、黒い森の静かな息づかいを表現しています。
静謐な気配の中で、安らぎを感じていただければ幸いです。

画　材：アクリル絵の具
支持体：板（山桜）◎制作noco wood craft design
サイズ：71.5×100㎝
制作年：2023年

［ご案内］
※2024年9月7日(土)〜16日(月)に小牧市中央図書館で開催する展覧会で実物をご覧いただくことができます。
※展覧会出品予定のため、お渡しは2024年9月17日(火)以降となります。

［ご注意］
三面それぞれに角度をつけることで、安定して設置できますが、念のために転倒防止のための留め具を付属予定です。
実物の印象を損ねないように配慮しておりますが、撮影時の環境や、お客様がお使いのモニターによって、実物の色味と若干異なることがございます。あらかじめご了承いただければ幸いです。